令和2年6月29日に黒川温泉のスタッフを対象にした里山研修「食の学校vol.1 かつお節を削るくらし」を開催しました。
旅館組合の研修部がFoodコミュニケーターで削ラーの山本美奈子さんと一緒に“食”を通して地元小国郷の暮らしや文化を学ぶ「食の学校」を企画、今回はその始まりにぴったりな、和食の原点を学ぶ場となりました。
*山本美奈子:かつお節を削るくらし
「かつお節の塊をはじめて見た!」という若いスタッフ、「昔はうちにも削り器があっていつも母が削ってたよ」というベテランスタッフ。反応は様々でしたが、できた味噌汁を飲んで出る言葉はみな同じく心の底からの
「はぁぁぁ…おいしい…」でした。
『煩雑で忙しい現代社会において毎日悠長にかつお節を削るのはなかなか難しいです。でもかつお節を削る愉しさ・美味しさはきっとそんな時代の私たちの心身を癒してくれる力があります。次の世代の子どもたちに紡ぐバトンは「簡単・早い・便利」な即席品ではなく1000年間先代たちが護り伝えてきたモノでありたい。』という美奈子さんの言葉にとても共感します。
先代が守り伝えてきたモノ、次の世代に紡いでいきたいモノ。その価値を知り、お客様にもお伝えできるスタッフが黒川温泉にたくさん増えてほしいと願います。