黒川温泉次世代リーダー育成プログラム「黒川塾」が今年も始まりました。
第3期を迎える黒川塾の目的は
①地域特性やリソースを理解し、
②旅館の課題発見・解決(魅力・価値創造)に取り組み、
③リーダーとしてチームに貢献する感覚を持った、”次世代のリーダー”の育成です。
今期は10軒の旅館から12名が参加、年代も立場も国籍も参加動機も多種多様な面白いメンバーが集まりました!
設計、コーディネートは昨年に引き続き、MAEDA LD OFFICEの前田優さんです。
先行きが不透明で、将来の予測が困難な現在。
求められるリーダーとは?
参加者はそれぞれ真剣な眼差しで話に聞き入っています。
講義が終わると、これから1年共に学ぶ同期メンバーに自己紹介。
緊張もほぐれ笑顔がこぼれておりました。地域内同期の意識を持つことも黒川塾では大切にしています。
午後は3チームに分かれて、イベントの企画・提案のワークショップ。
コロナの収束後、黒川温泉の魅力を“再アピール”するイベントをチーム内で考えます。
良いアイディアが生まれると、チームで活発に意見を言い合います。
行き詰まってまた頭を悩ませ、「あれ、このイベントの価値とは?」と立ち戻っては意見を交わし、アイディアをブラッシュアップしていました。
毎年感じる黒川塾の素敵な光景です ^^
最後は発表。
それぞれのチームの個性が光るイベントでとても楽しませてもらいました。
(もしかしたらいつか実現する日が来るかも!?)
最後に前田さんが言っていた、
『価値設計(サービス)は、コンテンツから先に決めるのではなく、「価値」を捉え、「言葉」つむぎ、「世界観」を創る。 それを“具体化”すること。』
という言葉に、オブザーバー席の深~く頷く様子が印象的でした。
今年3期目の黒川塾では1期、2期のOB/OGがいて、時々こうしてオブザーバー参加してくれるのも嬉しいことです。
地域で人を育てるという文化が少しずつ根付いているように思います。
「黒川温泉一旅館」という理念のもと「個々は競って高め合い、全体は共に創る」という、私たちが地域づくりで大切にしている合言葉が人財領域でも今後当たり前になりますように。
そんな願いを七夕の短冊に込めつつ、、、この取り組みをずっと続けていけるよう努力してまいります。
(撮影/北山元)