季節ごとに行われているスタッフ向けの室礼講座、おもてなしの心をお花や調度品で表現する方法を学びます。
今回は、旅館山河さんで【季節の室礼と花~冬の室礼~】を開催しました。
オフィス・エム代表の室礼師、松村先生に教えていただきます。
山河さんの玄関には、既に素敵な室礼がありました。
山河さんの広いロビーにとても映える室礼です。
まず、客室をお借りして「床の間の基本」を学びました。
基本は、①掛け軸②花器③花の3つです。掛け軸の形によって花器を置く場所が変わります。
縦長の掛け軸の場合は、花器を右か左に寄せます。
廊下には燭台を使った室礼も。秋~冬の間は夜が長い為、燭台を使った室礼をするそうです。
次に、広い個室をお借りして稲穂を使った正月飾りのワークショップをしました。
今回使う稲穂は、前日に松村先生が神社に奉納しお祓いしてもらったモノとの事。
良い年が迎えられそうです。
ワークショップの前に、「日本の風習としきたり」について座学がありました。
なぜ正月に門松やしめ縄、鏡餅等を用意するのか。意味をきちんと理解して飾りを作るので、皆さん真剣でした。
出来た飾りを先生に見てもらいました。同じ飾りを作っても、飾るときにそれぞれの個性が出てとてもおもしろいです。
各旅館に合った正月飾りが年末から見られるかもしれません。お楽しみに。
旅館だからこそ、旅館にしかできない、日本の文化を大切にお客様にも働く人にも伝えていく。
当たり前に目にしているモノの意味を改めて考えるってとても大事なことだと今回の研修を通して感じました。