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黒川温泉研修部「いこい旅館」の井です。
2月15日に室礼講座「季節の室礼と花~23年春編~」が開催されました。講師はオフィスエムの松村篤史先生です。
私が室礼教室が初めてだったこともあり特別に基本編を開催してくださいました。記事をご覧になられた方も、花を生けることでいつもの日常のなかに彩りのある生活を始められるコツを紹介します。
今回は、お花3種、花瓶、剣山を使ってコツを紹介します。
(1)ベースとなる花(枝)を決める。
※ここでは桜です。
(2)花を生ける器の大きさとベースとなる枝(桜)とのバランスを考え二種目
(姫椿)を生ける。
(3)生けた二種とのバランスを取り三種目(あおもじ)を生ける。
これで出来上がり!!
”バランスをとる”ばかり書きましたが、そこが重要です!あと大切なことは”向き”です。植物は太陽に向かって枝、葉、花を咲かせます。その成長している向きを整えることによって、統一感が生まれます。
公園など花を見かけた時に一つの花だけ向きを変えてみて下さい。何か違和感が生まれます。
いかがでしょうか。”向き”と”バランス”。この二点だけ気を付けてお部屋にお花を飾ってみませんか。大変だなと思った方は小さな一輪挿しから始めると、チャレンジ精神が高まり、さらに2種類、3種類となるかもしれません。
下記の画像は季節の飾りつけです。
各旅館の若女将が作成しました。花瓶の下にお盆を置くだけでも印象が変わりますし、小物を置くことでさらに季節感が高まります。
※お盆を敷く
※ひな祭り
※こどもの日
花を生けるに時のマナー違反などを聞いてみたところ、『厳格にすると楽しめない。まずは自分が楽しむことが大切。あえて言うなら、おもてなしとしてはゲストの方が苦手な花の香りでさえなければいい』とのことでした。
私自身、この言葉を聞いて花に触れ、生けることに対してハードルが下がりました。宿でも積極的に取り入れていこうと思います。
少しずつ、楽しみながらマイペースに皆様も生活に彩りを添えてみませんか。