自分を覚えて
もらえることが嬉しい
黒川温泉のキャリアモデル
竹内 若菜
奥の湯 フロント / 2017年入社
自分を覚えて
もらえることが嬉しい
竹内 若菜
奥の湯 フロント / 2017年入社
人と風景に惚れ込んで
出身は高知です。今の仕事に就く前は、栄養士として病院や福祉施設で働いていました。食べる人の情報が紙1枚で来て、それに合わせて食事をつくるのが仕事。なんだか疑問を感じてしまって。食べる人に会って感想を聞くようなことがなかったんですね。それで、直接人と関わる接客の仕事を探していたときに、この旅館を見つけました。
面接に来たら気さくに話ができて、なんだか緊張がほぐれました。ここだったら可愛がってもらえそうだと思って、働くことを決めたんです。田舎の人の距離感は気にならないタイプなので、こっちで知り合いが増えてからは、とても居心地がいいんですよ。あとは黒川温泉の雰囲気が好きなのと、阿蘇の外輪山に惚れ込んでいます。壮大な風景で、四季折々で変化があって。今でも大好きでよく行く場所です。
久しぶり!が嬉しい
接客は割とうまくできて、仲居の仕事は楽しくしていました。その後フロントを担当するようになったら、最初は道を聞かれても答えられなかったり、料金を伝え間違えてしまったり。お客様への対応がうまくできなくて、実は裏でよく泣いていたんです。わからないことが多いのが悔しかったんですね。
フロントにいると、お客さまと接するのはチェックインとチェックアウトのときくらいなんです。それでもまた来てくださったときに「久しぶり」って、私のことを覚えてもらえていることがすごく嬉しくて。1ヶ月に1度は来てくださる方もいらっしゃって、友だちっていうと言い過ぎかもしれないんですけどね。親密に話ができる人が増えていくのは、この仕事の楽しいところですよね。
もっと黒川温泉のことを知りたい
黒川温泉にいらっしゃるお客様は、転泊していろいろな旅館を楽しむ方も少なくないんです。どこの旅館がいいかなって聞かれたときに、私自身がまだまだ知らないことが多いんですよね。もっとほかの旅館で働いている人と話す機会を増やしたいなと思っているんです。お互いの旅館のいいところを勉強したり、実は同じことで困っているかもしれないし。もったいないから、何かできることはないかってよく考えているんです。
この旅館はもちろんなんですけど、私は黒川温泉全体の風景や、ここにいる人が好きなんですよ。自分が好きなものをほかの人にも好きになってほしいので、ちゃんと伝えられるようになりたいんですね。
エントリー ENTRY
皆様にお会いできることを、心より楽しみにしています。