黒川温泉 湯あかり
2019.03.18 / 見る・体験する
黒川温泉の冬の風物詩となっている「湯あかり」。
(写真は1月26日の様子)
2018年度の湯あかりは、12月22日から19年3月31日まで開催します。雨の日も雪の日も夕方から22時まで毎夜明かりが灯ります。
もともと放置竹林から地域の環境を守るために、竹の間伐・再生活動の一環として始まりました。成長の早い竹は、適度に伐採しないと他の木々を枯らして里山の環境を破壊してしまうのです。7年目にしてようやく地域の環境を維持しながら、お客様にも喜んでいただけるような活動になりました。
湯あかりは竹で作った丸型の鞠灯籠がシンボルであり、温泉街を横切る「田の原川」周辺に約300個ほどの鞠が設置されています。 この鞠灯篭は、熊本県の竹事業者「ちかけん」が、黒川温泉街に雰囲気に似合うデザインを考えて創作したものです。
毎年「ちかけん」の指導のもと、地元住民やボランティアさんたちの手で1つ1つ作られています。わたしも初めは試行錯誤しましたが、今では1つ作るのに10分たらずでできるようになりました。
昨年からは、黒川温泉だけではなく、南小国町にある満願寺温泉、大谷山のゴンドーシャロレーキャンプ場、田の原温泉などにも鞠灯篭が設置されており、町全体でのおもてなしが広がっています。
今シーズンの「湯あかり」も残すところわずかとなりました。仄かな明かりが静かに灯る黒川温泉街にぜひお越しください。
*3月20日は一日限定で「湯あかりバー」をオープンします。カクテルやビール、おつまみなどをご準備しています。湯あかりとともにお楽しみください。