令和3年度「受入人材育成研修」第1講



【人材】

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6月23日に実施した「黒川塾」の第1講に続き、6月30日は黒川温泉(観光庁事業)×SMO南小国 未来づくり事業部のタイアップ研修として「受入人材育成研修」を行いました。

この「受入人事育成研修」とは、黒川温泉をはじめ、南小国町の観光宿泊業で今後働く人に豊かなキャリアを築いてもらうために、彼らを育てる人を育成することを目的とし、

・人を育てることのできるリーダーに必要な視点
・旅館のファンを作る、インターンシッププログラムの設計


をカリキュラムの指針にしています。

今回は、全4回/年の初回ということで、昨年の黒川塾卒業メンバーを中心とした10名のリーダーたちが顔を揃えました。

以下、今回の研修の様子を。

今回の研修のメインである午後の講義を担当したのは「みんなの人事」の冨浪 真樹さん。

徳島県徳島市を拠点に、人事代行コンサルタント/ほめ育ナビゲーターとして活動をされています。

冨浪さんからは、ご自身の経験を振り返り、人を育てるリーダーに必要なマインドや、インターンシッププログラムの設計において重要な考え方などをお話しいただきました。

中でも、インターンシップを行う目的のパートは、同席していた各旅館の経営者も参考になったようで、皆真剣に冨浪さんのお話に聞き入っていました。



ここからは、黒川温泉のリーダー研修担当である、私、前田の目線で。


今回の受入人材育成研修、上でも少し述べましたが、昨年度の黒川塾1期生が10名中8名と大半を占めていました。

*「黒川塾」とは
社会動向・価値観の変化が激しい昨今、旅館独自の価値(サービス)を創り、後進を育成することのできる、黒川温泉の“次世代型リーダー”を育成することを目的とした、年6回の研修プログラム。

フロント・仲居・調理といった、お客様をおもてなしするスキルに関しては自信のある彼らも、「価値を見出すこと」「人を育てること」、そして「プロジェクトを立ち上げること」「チームに発信すること」といった、今までに経験のないことに対しては、やはりタジタジ…

1年前はそんな姿だった彼らが、今は旅館を代表してこの場にいるという自覚を持って、しっかりと自身の意見を話す様子を見ていると、目頭が、ちょっと熱くなります(笑)


自らが旅館のリーダーとして、後進にその姿を見せる者。
調理という食の領域から、旅館に新しい風を吹き入れようとする者。
新卒3年目にして、さらに自身を成長させようとチャレンジする者。

各々が、この黒川温泉をフィールドに、リーダーとしての自身のキャリアに挑戦しているのですね。

そして、もう一つ。

リーダー研修をはじめ、黒川温泉の人材育成を支えてくださる、組合代表理事・事務局長、研修部所属の旅館経営者たち、南小国町の中間支援組織であるSMO南小国。

これらの“縁の下の力持ち”に支えられて、これらの充実した研修が成り立っています。

ここもやはり、今後南小国町・黒川温泉を“自身の働き・暮らす場”として考えている方々に向けて、私がアピールしたいところです。

価値を創れる人財になる。

考動できる人財になる。

ここ黒川温泉で。


これは昨年度からの、黒川温泉リーダー育成研修のスローガンです。

観光宿泊業は、訪れたお客様をおもてなしするとともに、地域文化を引き継き、地域の未来を担う仕事。
そんな仕事をこれから志す方にとって、ここ南小国町・黒川温泉が、その人にとっての豊かなキャリアを築ける場所でありたい。

そのような想いを持って、黒川温泉・研修部一同、任期であるこれからの2年間を頑張っていきます。

皆さんとこの場所で出会い、共に働くことができる日を心待ちにしています!

【Special thanks】 −午前中にご登壇いただいた方々−
SMO南小国 未来づくり事業部
安部 千尋さん、ワル・マックスさん

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(撮影/下村 司)

by 前田 優