令和3年度「黒川塾」第1講
2021.07.06 / 地域プロジェクト
【人材】
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黒川温泉次世代リーダー育成プログラム「黒川塾」第2期が始まりました。
黒川温泉が求めるリーダーとは?
・『価値』を捉え、自ら「考動」することのできるリーダー
・スタッフのキャリアを見据え、育てることのできるリーダー
・チームに方向性を示し、導くことのできるリーダー
今期は各旅館から14名が参加し、来年2月のマイプロジェクト発表まで全6回のカリキュラムで開催されます。
本年度は女性リーダーのキャリア設計に資するカリキュラムも取り入れています。昨年に引き続き、MAEDA LD OFFICE 前田優氏が設計しました。
第1講では前田さんから1日みっちりと講義を受け、黒川塾の趣旨を理解してもらいます。
リーダーになる自覚、自分にとっての有意義なキャリアを創るのは自分であるということ、自分がこの先どうありたいのか?
黒川塾を通して参加者は自分の「未来」や「キャリア」に向き合います。
前田さんご自身の経験を交えた自己紹介にはいつもながら驚嘆と同時に共感します。オブザーバー参加の経営者席でも深く頷く様子がうかがえました。
そして2期生の自己紹介。今年度チャレンジしたいことなどを考え、これから半年間一緒に学ぶ同期の仲間に発表します。
「黒川温泉一旅館」の理念のもと、各旅館のリーダー間の横のつながりを築くことも大切な目的です。
今年度、最も大事にしているテーマは『価値を捉える』ということ。
お客様の求める『価値』が多様化する中、私たちは『価値』を創造・提案し、それに磨きをかけていかなければなりません。そしてその価値を「言葉」で掘り下げ本質を表現することが大切だということを意識づけます。
最後はグループごとに、1枚の写真から架空の旅館の姿をチームでイメージしてその魅力をプレゼンするというワークショップ。コンテンツから先に決めるのではなく「価値」や全体の「世界観」に注目し、それを”言語化・具体化”するということを体験しました。
これまであまり意識したことのなかった自分のキャリアに向き合うことや、慣れない人前での発表に最初は緊張や戸惑いが感じられたものの、このワークショップでは各グループ、積極的な意見が飛び交い、笑顔もこぼれていました。
参加者からは「今求められている価値を見出し旅館に活かしたい」「チームワークの難しさや楽しさを知った」「今日の経験を旅館で共有する場を作りたい」「これまで意見を言う機会はあまりなかったが今後活躍する場面を作っていきたい」などの感想が挙がりました。
なぜ人は旅をするのか?そこにはどんな『価値』があるのか?
その本質を捉え、「言葉」で表現し、チームを巻き込みながら新たなサービスやプランを企画できるリーダーが各旅館で活躍することを期待しています。
次回、第2講ではフィールドワークで「黒川温泉の食の循環」を学びます!
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(撮影/下村司)