【里山研修】大豆工房”小国のゆめ”



【人材】

黒川温泉 食の学校はここ小国郷の豊かな食文化を知り、おもてなしに繋げることを目標に、旅館スタッフを対象として昨年より開催しております。5回目を迎える今回は、令和3年5月31日に大豆工房『小国のゆめ』にお邪魔しました。


 
『小国のゆめ』は障がい者支援施設、サポートセンター悠愛が運営する小国郷の農福連携プロジェクト。
後継者がいなくなった耕作放棄地を活用し、障害を持つ方々が地域の方々と共に希少大豆「すずかれん」を栽培、豆腐などに加工して販売したり、農福連携レストランでお料理として提供されています。
 
まずは工房を見学させていただき、職人さんのお話を聞きながら搾りたての豆乳を試飲。その濃さに驚きです。
その後、施設長さんに取り組み内容を詳しく伺いました。







その後、施設長さんに取り組み内容を詳しく伺いました。


 

小粒でタンパク質含有量が多く濃厚な大豆「すずかれん」ですが、現在は小国郷のみで作られているのだそう。
また他にも小国町の中尾集落で一人の女性が守り続けてきた「おぐに黒大豆」という貴重な在来大豆も種を受け継ぎ、後世につないでいく取り組みをされています。

この地に伝わる貴重な食材を障がい者の方々と誇りを持って守り育て、地域の味として提供し、また未来の小国郷の誇りへとつなげる取り組みに一同共感。
その後、参加者それぞれが職人さんに豆腐作りを始めたきっかけや秘話、こだわりを聞いたり、職員の方には加工法を詳しく聞いたり、旅館用商品の提案をしてみたり… 楽しい交流の場となりました。






 
試食させていただいた豆腐、厚揚げ、黒豆おこわや納豆、煮豆に豆乳シフォンケーキは「あ、だからおいしいんだな!」と納得のお味。
黒川温泉を訪れる皆様にもぜひお伝えしたい食のストーリーが増えました。

小国のゆめ
http://www.oguninoyume.jp/

農福連携レストラン
すずかれん
https://ogunishoko.jp/member/276

天空の豆畑
http://waita.info/tenku/
 

by 後藤 麻友