清流の森
2018.07.05 / 見る・体験する
(黒川温泉街から車で5分)
標高700mの黒川温泉は夏でもそこそこ涼しいのですが、温泉街を少し離れると別世界のような雰囲気と涼しさを体験できるスポットがあります。
清流の森への入り口、「清流橋」。
南側からはこの橋を渡って清流の森へと進入します。
橋の向こう側は野焼きや植林・伐採など人の手があまり加わっていない原生林です。
この森の中には3本の川が流れています。
いずれも数キロ上流から流れ出しており、いずれ九州最長の川、筑後川へと合流します。
九州の多くの人が利用する大切な川なので、決して汚さないようにしましょう。
苔むした倒木からはえたキノコ。
川沿いでしっとりした場所が多いので、季節によってはあちこちでキノコを見かけますが、食べてみような
ど考えてはいけませんよ。
苔マニアの皆さんお待たせしました!
今回の苔はこちらです!
野ざらしの木のテーブルは苔の大好物みたいです。
清流の森でも、自生する樹木の種類には若干偏りがあるようで、この場所は紅葉するもみじ等の木が頭上ま
で生い茂り、秋のわずかな期間には紅葉のトンネルが出現します。
真ん中の川に設置された飛び石を滑らないように気をつけて渡ると、このコースもいよいよ後半。
樹齢が長い大木が多いエリアに入っていきます。
最後の三本目の川を渡る橋の上からの眺めです。
ここには大量のマイナスイオンが漂ってい(る気がし)ます。
深呼吸してマイナスイオンを補充しましょう。水しぶきのおかげか空気もひんやりしていて、真夏の昼間で
も肌寒く感じるほどです。
橋を渡って斜面を登ると、清流の森の北端へと抜け出し、さらに上ると平野台展望所が見えてきます。
阿蘇五岳見える絶景まではあと少し!
ちなみに車などで北側から清流の森へ進入することも出来ます。
清流の森へは、写真のすずめ地獄入り口手前の駐車場へ車を停めて、清流橋へ向かうルートが一番のお勧めです。
ここからすぐ近くにある「すずめ地獄」及び「すずめ地獄駐車場」は、残念ながら2017年の九州北部豪雨
の影響で、いずれも立ち入り禁止となっています(2018年6月現在)。
また、誤って立ち入り禁止区域へ入ってしまわないようにするためには、清流橋から川沿いをさかのぼるよ
うに歩くか、ガイド付きツアーで安全なルートを先導してもらうのが確実です。
ガイドから貴重な話も聞くことが出来ると思います。
清流の森
所在地/〒869-2402 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺瀬の本
電話/0967-42-1444(南小国町観光協会)
紹介サイト/熊本県なごみ紀行(清流の森)