下城の大イチョウ
2018.11.01 / 見る・体験する
(黒川温泉から車で20分)
小国の国道212号線沿いに屹立する大きなイチョウは、「下城のオオイチョウ」と呼ばれています。
下城地区にあるこの樹は、幹周り約12m、高さ約25m、樹齢1000年以上と言われる県下最大の大イチョウで、昭和9年に国の天然記念物に指定されています。
「ちちこぶさん」とも呼ばれていて、母乳の少ない女性がこの銀杏の樹皮を煎じて飲むと母乳の出が良くなると言い伝えられています。
10月15日から11月12日(予定)にかけての紅葉の時期になるとライトアップされ、幻想的な景色を楽しめます。 ライトアップの時間は午後6:00~午後10:00まで 。
「ちちこぶ祭」 平成30年11月4日(日)下城大イチョウ周辺では、10:00~16:00まで物販や抽選会、フラダンス、オカリナ、ライブ、ひょっとこなどのステージイベントが行われます。 お時間がある方は是非お立ち寄りください。
10月30日の時点で、未だ緑のイチョウの葉の一部は黄緑色でしたので、お天気にも左右されますがまだまだお楽しみいただけるかと思います。 この下城の大イチョウは大きいのでライトアップだけではなく昼間でも国道から見ても目立っています。
また、イチョウの黄色い葉っぱの絨毯が美しく圧巻!!
今しか見ることができない期間限定のライトアップですので、ぜひこの機会にご覧ください。
今年は比較的紅葉が早めで、昨年よりも1週間は早いのではないかと言われています。お早めにご旅行のご計画を!
※昼間の写真は昨年の11月16日の写真です。
下城のオオイチョウのすぐ側から、下城滝もご覧いただけます。 落差40mの断崖絶壁を一気に流れ落ちる豪快な滝です。滝周辺は遊歩道として整備されており展望所からは滝を上から覗くことができます。 ここの下城滝は穴場で間近に見える「霧通しの滝」や「なべかまの滝」と併せてご覧ください。
下城の滝は展望所の真上から眺めることができ、足元から眺める滝の姿は壮大かつ迫力満点です!
下城の滝は、阿蘇カルデラ起源の火砕流堆積物による柱状節理が発達していて、滝口には★甌穴の形成が見られます。(※甌穴とは河床の岩盤にできる円筒形の穴。岩のくぼみや割れ目に小石が入り込み、回転して深く削られたもの。)
★溶結凝灰岩は比較的柔らかく浸食に弱いとされ、そのために甌穴が発達しやすく、よく見るとこの地域の至るところに甌穴が存在します。
(※溶結凝灰岩とは高温の火山灰が大量に堆積し、その重さと高温のために圧縮されて粒子の一部が溶けてくっつき合い、溶岩状になった岩石。)
下城の大イチョウ
住所/〒869-2503 熊本県阿蘇郡小国町下城
電話番号/0967-46-2111(小国町役場)