どら焼き屋どらどら

2019.03.19 / 食べる

by 奥村知己

黒川温泉の案内所「風の舎」から、いご坂を下っていくと「どらどらバーガー」の大きな写真が目に飛び込んできます。ここでは手焼きの皮にあんこと大福をサンドしたボリューム満点のどら焼き「どらどらバーガー」が人気のお店です。

この「どらどらバーガー」、中のクリーム大福の味は５種類、「阿蘇小国ジャージー牛乳」「抹茶」「カスタード」「カフェオレ」「デコポン」。

阿蘇らしさを求めるなら日本では数少ない乳牛ジャージーの濃厚ミルクを使った「阿蘇小国ジャージー牛乳」ですし、熊本らしさでいえばユニークな形が特徴の「デコポン」味でしょうか。

窓越しから皮を手焼きで焼く姿が見えます。店内に入るとただよう甘い香りに食欲がそそられます。次から次に若いお客さんがお店を出入りしていました。

手焼きでひとつひとつ焼いており、焼いて挟んで、包装してと手間がかかっているため一日の生産量が限られております。遅い時間に行くと商品が売り切れていることもありますのでご注意を。

どらどらバーガーがメインで販売されていますが、他にも魅力的な和菓子があります。

おみやげにおすすめな「入湯手形どら」は、黒川温泉入湯手形と同じ絵柄の焼き印を押したどら焼きです。

同じく、おみやげ向けに黒色の饅頭「黒皮饅頭」もいいですね。「黒川温泉」の黒川をもじって「黒皮」なんです。

お茶会によく合う「栗羹（くりかん）」もこだわりの逸品です。最高級の栗をじっくり煮詰め、とろけるような羊羹でひとつひとつ丁寧に包んだもの。栗は年に一度の仕込みになるので、年間を通して数が限定される高級和菓子です。

そして春から販売される「どらどらアイス」。「抹茶」「チーズ」「阿蘇小国ジャージー牛乳」「いちご」「みかん」味の5種類があり、どら焼きの皮であんことアイスクリームを挟んだものになります。

温泉で温まった後にゆっくり食べたい一品です。