食の学校vol.8 ラズベリー農園



【人材】
本日は地域の食の背景を学ぶ研修、食の学校vol.8ということで、小国町の肥後建設社さんが運営するラズベリー農園にお邪魔しました。

2016年の熊本地震で崩落した阿蘇大橋の代わりに2021年3月7日に開通した新阿蘇大橋。この国家プロジェクトに関わり、また令和2年九州北部豪雨災害ではまだ豪雨が続く中、誰よりも先に土砂災害の現場に向かい、昼夜問わず、ひたすらインフラ復旧に全力を注いでおられました。

そんな私たちの安心・安全な暮らしを守り、より快適な暮らしを創り出す「株式会社肥後建設社」さん。

バリバリの建設業の一方で、西日本で唯一の“ラズベリー農園”を運営していることは、地元の私たちもこれまで全く知らない事実でございました。

 

まずはご案内いただいた会長の内田さんに肥後建設社さんの歴史やこれまでの災害復旧の様子を詳しく伺います。


 

災害発生時のリアルな現場の様子を聞くと改めて恐ろしさが増しますが、テレビなどでは放映されない、現場の皆様の努力があったからこそ今の私たちの安全な暮らしがあるのだと思いました。

 

その後、ビニールハウスにご案内いただき収穫体験。

建設業で培った土木技術と品質管理システムを活かした有機栽培なので安心して召し上がっていただけますとのこと。


 

先ほどの大変な災害復旧作業の話とうって変わって、かわいらしいラズベリーの色の見分け方を習います^^

だんだんどの色の実がおいしいのかわかってきた参加者たち。



甘酸っぱい夏の味を楽しみました。



この、のどかな田園風景を見下ろす農園でラズベリーが育ちます。


 

冷凍の商品をそれぞれ購入し、旅館に持ち帰り、それぞれお客様にどう提供するかを考えます。

当館では早速シロップにして、ドリンクメニュー「季節の果実スカッシュ」にラズベリーを加えました。



お客様にも好評です!!

by 後藤 麻友